いつも⾵の森をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
この度、「鷹長 純米大吟醸」を令和5酒造年度 全国新酒鑑評会に出品いたします。
≪24年ぶりに全国新酒鑑評会出品≫
≪7号酵母での出品≫
この度、当蔵は24年ぶりに全国新酒鑑評会に出品いたします。
一般的には新酒鑑評会では香り高くなめらかな品質の日本酒が評価される傾向にあり、風の森がいつも使用している7号酵母の特性では、酸が多くかつ華やかな吟醸香の一つとされているカプロン酸エチルが非常に少ないため、入賞の難易度が非常に高いと考えられています。
しかし、風の森が25年以上にわたって使い続けてきた7号酵母で、『これまでに培ってきた、超硬水による長期低温発酵といった当蔵の酒造りが、どのように評価されるか挑戦したい』という造り手の想いから、この度の出品に至りました。
鑑評会の受賞の結果発表は5月の末ですが、お酒を楽しみながらお待ちくださいませ。
今回の出品酒は、兵庫県産山田錦の35%精米。
超硬水の仕込み水を用いて、風の森の7号酵母にて長期低温発酵させることで造りました。
上品で軽快な白い葡萄や苺を思わせる香りに、高精白ならではの透明感ある儚い味わいです。
風の森の酒造りでも大切にしている瑞々しさの表現ができたのではないかと思っています。
今回、風の森の名称で出品するのか、往年の銘柄 鷹長で出品するか迷いましたが、火入の出品でもあり、先人の造り手への敬意も表し鷹長 純米大吟醸として出品することといたしました。
どうぞよろしくお願いいたします。
油長酒造株式会社 13代 山本長兵衛
鷹長 純米大吟醸 出品酒
兵庫県産山田錦100%使用
精米歩合35%
アルコール分 16度
無濾過無加水火入酒
化粧箱入り
4月25日出荷