いつも⾵の森をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
この度、風の森ALPHA 6 6号への敬意 2023 真中採り を発売いたします。
風の森は、7号酵母で醸すということが原則のルールです。
風の森ブランドがスタートした初年度は数多くの種類の酵母を用いて酒造りを行い、目指す酒質と風の森の仕込水との相性を考えた結果、その次の年には6号酵母と7号酵母で醸しました。
その後、最終的に風の森では7号酵母を選択し、以来20年近く、7号酵母のみで醸してまいりました。
酒造りを続けてきたなかで、最後まで風の森の選択肢として残っていた6号酵母を使って秋津穂を醸せばどうなるのか、興味は尽きませんでした。
そこで2021年よりスタートしたのが
「風の森 ALPHA 6 6号への敬意」です。
唯一6号酵母で醸す風の森 「風の森 ALPHA 6 6号への敬意」
6号酵母は1930年国税庁技術者・小穴富司雄氏の手により、秋田の新政酒造から発見されました。
それ以降に発見された協会酵母の親と考えられています。
「風の森 ALPHA 6 6号への敬意」を醸造するにあたっては、10年来親交を深めている醸造家、新政酒造の佐藤祐輔さんから、6号酵母を分けていただき、唯一6号酵母を使用した風の森を醸造いたしました。
6号酵母で造られた風の森は一言で伝えると。「上質で品のある風の森」
7号酵母と比較すると香りの量や、種類が少なく、また味わいの部分でも複雑味が少なく上質。
2022までは精米歩合を6号にかけて、66%とさせていただきましたが、今回はもう少しお酒に複雑味を載せていきたいという私たちの考えから、精米歩合を70%へ変更。
これによって少し複雑味や味わいの奥行きを表現してみました。
真中採りとは、機械搾り(ヤブタ)で搾ったお酒ですが、圧をかけずに無加圧で滴り落ちる部分のみを採ったお酒で、⼝当たりはやわらかく⾹り豊か。
ALPHA 6 の真中採り版には、風の森のロゴと、新政酒造様のNo.6のロゴをあしらったメタル製タグが掛かります。
油長酒造の仕込み水の硬水の質感と相まって、今回の「風の森 ALPHA 6 6号への敬意 2023」は今までのALPHA6の中では最も豊かで、奥行きのある質感を感じていただけることと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
油長酒造株式会社 13代 山本長兵衛
風の森ALPHA 6 6号への敬意 2023 真中採り
奈良県産秋津穂100%使用
精米歩合70%
アルコール分14度
無濾過無加水生酒
500ml
4月5日出荷