今回は2021年に初リリースいたしました新たな取り組みの次なるチャレンジ
Amorphous(アモルファス)製法による玄米を用いた日本酒
風の森 ALPHA 8大地の力 ver2 玄米使用比率80%
のご紹介です。
昨年、風の森 ALPHA 8大地の力 を造るきっかけにもなったのは
同じ奈良でビールを造っておられる奈良醸造の浪岡さんとの出会いがきっかけです。
というのも、昨年、奈良醸造さんが造り上げられたビール”UNDERWATER”では
風の森の仕込み水・風の森7号酵母・風の森の米麹を用いています。
このビールの味わいはまるで風の森とビールの間に生まれた子供のような個性。
UNDERWATER アンダーウォーター
私自身、そのビールを一口飲んでみたとき、
日本酒の醸造家として何かできるのではないかと自問自答しました。
日本酒に用いるお米を煎ることによって香ばしさや特有の美味しさを表現できないだろうか、
そしてビールのように全く磨かないお米でお酒造りができないだろうか。
そこで昨年実現にこぎつけたのが
風の森 ALPHA 8大地の力
Amorphous(アモルファス)製法による玄米を用いた日本酒。
今回は風の森からの
風の森 ALPHA 8大地の力 ver.2 と
奈良醸造さんからの
UNDERWATER を1月18日頃同時リリース。
日本酒がビールの醸造法に歩み寄った風の森 ALPHA 8大地の力 ver.2と、
ビールが日本酒の醸造法に歩み寄ったUNDERWATERです。
ともにそれぞれの魅力が満載のお酒たちです。
どうぞこの機会に両方をお楽しみいただけますと幸いです。
※UNDERWATERは原材料の一部に米麹を使用していることから酒税法上、発泡酒となります。
油長酒造株式会社 13代山本長兵衛
【前回のVer.1で見つかった課題】
前回リリースのver.1では焙煎した玄米を使用することによって、
そのお米が育てられた大地のエレルギーを最大限に表現できたのではないか、
今までの日本酒にはなかった世界(とろみや色合い、風味)を垣間見ることができたのではないかと思う一方で、
玄米ならではの強すぎる個性や、後口に玄米特有の味わい残ってしまい、
酒質の透明感という点などが今後の課題としてみられました。
【今回のVer.2で取り組んだこと】
今回のver.2では全量を奈良県産秋津穂使用、玄米仕様比率を60%→80%へ高めながらも、
仕込みの配合、もろみの温度経過や麹を見直し、
前回よりも風の森らしい瑞々しさと玄米ならではのワイルドさの両立を狙いました。
ALPHA 8 ver.2 の特徴:液体のとろみ、色味(シャンパンゴールド)、香り(巨峰や米そのもののニュアンス)、
前回より甘さは少ないものの、とろみによる立体感増し、
酸があって後口はクリア、舌の上に適度な穀物由来の旨味。
前回のver.1と比較しても大きな違いが見られますので、どうぞ、進化の過程をご確認ください。
風の森 ALPHA 8大地の力 ver.2 玄米使用比率80%
500ml 希望小売価格1650円(税込)
無濾過無加水生酒
奈良県産秋津穂100%使用
精米歩合100%
アルコール分 16度